日本語の「まあまあ」は便利ですが、英語では文脈によって表現が変わります。「悪くはないけど最高でもない」「そこそこ」「ほどほど」「いい感じ」など、状況に応じてぴったりの単語を選ぶことが大切です。
今回は、「まあまあ」をシーン別に分けて紹介します!
1️⃣ so-so – 可もなく不可もなく(最も基本)
最も有名な「まあまあ」。よく使われますが、少し「どっちつかず」や「微妙」というニュアンス。
👉 The movie was so-so.
(その映画はまあまあだった。)
👉 How are you? – So-so.
(元気? – まあまあかな。)
2️⃣ not bad – 悪くはない(ポジティブ寄り)
「悪くない=まあまあ良い」というニュアンス。so-soより明るく聞こえる。
👉 The food was not bad.
(食事はまあまあ美味しかった。)
👉 That’s not bad at all!
(それ、けっこういいじゃん!)
3️⃣ okay / all right – 普通・悪くない
カジュアルに使える「まあまあ」。軽いニュアンスで、会話でよく登場。
👉 The concert was okay.
(コンサートはまあまあだった。)
👉 It was all right, nothing special.
(まあまあだったよ、特別じゃないけど。)
4️⃣ decent – 悪くはない・そこそこ良い
「まあまあしっかりしている」「合格ラインには達している」というニュアンス。
👉 He has a decent job.
(彼はまあまあの仕事に就いている。)
👉 The hotel was decent for the price.
(値段の割にはまあまあのホテルだった。)
5️⃣ fair – そこそこ・可
評価やクオリティについて「まあまあ」と言いたい時に使える。
👉 The performance was fair.
(演技はまあまあだった。)
👉 His English is fair.
(彼の英語はまあまあだ。)
6️⃣ pretty good / quite good – けっこう良い(ポジティブ)
日本語の「まあまあ良い」に近い表現。かなり良いニュアンスになるので、so-soより印象が良い。
👉 The food was pretty good.
(食事はまあまあ美味しかった。)
👉 She’s quite good at singing.
(彼女は歌がまあまあ上手だ。)
7️⃣ middling / mediocre – 平凡・大したことない(ややネガティブ)
「まあまあ」の中でも「平凡」「中途半端」というニュアンス。フォーマル寄り。
👉 His performance was mediocre.
(彼のパフォーマンスはまあまあ=並みだった。)
👉 The service was middling.
(サービスはまあまあ=並程度だった。)
✅ まとめ:「まあまあ」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「まあまあ」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
可もなく不可もなく | so-so | The movie was so-so. |
悪くない(ポジティブ寄り) | not bad | The food was not bad. |
普通・悪くない | okay / all right | It was all right. |
そこそこ良い | decent | It was a decent hotel. |
可・及第点 | fair | His English is fair. |
まあまあ良い | pretty good / quite good | She’s pretty good at singing. |
平凡・大したことない | mediocre / middling | His performance was mediocre. |
✨ 最後にひとこと:
「まあまあ」は一言で片付けがちですが、英語では ポジティブ寄りなのか、ネガティブ寄りなのか をはっきりさせるのが自然です。
ちょっとしたニュアンスの違いを使い分けると、ぐっとネイティブっぽく聞こえます!