「かわいそう」は、人に同情する時、哀れむ時、弱々しく見える時など幅広く使えます。
英語では pity, poor, pathetic, miserable など、場面ごとにニュアンスを分けることが大事です。
1️⃣ poor 〜 – 気の毒だと思う(カジュアル)
日常会話でよく使うシンプルな言い方。やさしい同情の気持ち。
👉 Poor thing!
(かわいそうに!)
👉 That poor child lost his parents.
(あの子は親を亡くしてかわいそうだ。)
2️⃣ I feel sorry for 〜 – 同情して「かわいそう」
相手の状況を理解して「気の毒だ」と思う場合に使う。
👉 I feel sorry for him.
(彼がかわいそうだ。)
👉 I really feel sorry for the workers.
(その労働者たちは本当に気の毒だ。)
3️⃣ pitiful – 哀れな・かわいそうな(やや強い)
弱々しい姿を見て「痛々しい」「哀れだ」と感じるニュアンス。
👉 She looked pitiful in the rain.
(彼女は雨の中で哀れに見えた。)
👉 That pitiful dog needs help.
(そのかわいそうな犬は助けが必要だ。)
4️⃣ pathetic – みじめで情けない(否定的)
同情というより「情けない」という軽蔑が入ることもある表現。注意して使う。
👉 His excuse was pathetic.
(彼の言い訳は情けなくてかわいそうだった。)
👉 He looked so pathetic after losing.
(負けた後の彼は本当にみじめだった。)
5️⃣ miserable – みじめで苦しそう
つらい境遇・精神的な痛みに対して「かわいそう」と言う場合。
👉 She looked miserable after the breakup.
(別れの後、彼女はとてもかわいそうに見えた。)
👉 They live in miserable conditions.
(彼らはみじめな状況で暮らしている。)
6️⃣ unfortunate – 不運でかわいそうな(フォーマル)
「不運に見舞われた人」というニュアンスで、ニュースやフォーマルな場でよく使う。
👉 That was an unfortunate accident.
(それは気の毒な事故だった。)
👉 The unfortunate victims need support.
(その不幸な被害者たちは支援を必要としている。)
7️⃣ wretched – みじめで痛々しい(文学的・強い)
「見るに堪えないほどかわいそう」という強い表現。
👉 He was in a wretched state after the war.
(戦争の後、彼はひどくかわいそうな状態だった。)
👉 That wretched dog was starving.
(そのかわいそうな犬は飢えていた。)
✅ まとめ:「かわいそう」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「かわいそう」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
気の毒・かわいそうに! | poor (thing) | Poor thing! |
同情して気の毒 | I feel sorry for… | I feel sorry for him. |
哀れで痛々しい | pitiful | She looked pitiful. |
情けなくてかわいそう | pathetic | His excuse was pathetic. |
みじめで苦しい | miserable | She looked miserable. |
不運で気の毒 | unfortunate | The unfortunate victims need help. |
痛々しくてみじめ | wretched | He was in a wretched state. |
✨ 最後にひとこと:
日本語の「かわいそう」は、やさしい同情から、痛々しい・みじめなニュアンスまで幅広いです。
英語では 「優しく同情する」のか「痛々しいと感じる」のか「情けなくて見ていられない」のか を意識すると、表現がより的確になります!