日本語の「ずれる」は、ちょっと位置が動いたり、予定が変更されたり、意見が合わなかったりと、とても幅広い意味で使われます。
英語では状況ごとに表現を使い分けるのがコツです!
1️⃣ shift – 少し動く・位置がずれる
物や人が少し移動するニュアンス。
👉 The picture frame shifted on the wall.
(額縁が壁で少しずれた。)
👉 He shifted in his seat.
(彼は椅子の中で体をずらした。)
2️⃣ slide – すべるようにずれる
滑るように動いたり、自然に位置が変わる場合。
👉 The glass slid off the table.
(グラスがテーブルからずれ落ちた。)
👉 She slid her chair closer.
(彼女は椅子をずらして近づけた。)
3️⃣ slip – ずれて外れる・滑る
位置が正しいところから外れるイメージ。
👉 My hat slipped off.
(帽子がずれて落ちた。)
👉 The paper slipped under the desk.
(紙が机の下にずれ込んだ。)
4️⃣ come off / fall off – 外れてずれる
しっかり固定されていたものが外れてしまう場合。
👉 The button came off my shirt.
(シャツのボタンが取れてずれた。)
5️⃣ be off / misaligned – 合っていない・ずれている
感覚・位置・数値などが「ズレている」場合。
👉 The clock is 5 minutes off.
(その時計は5分ずれている。)
👉 The alignment is slightly off.
(位置が少しずれている。)
6️⃣ be out of sync – タイミングが合わない
予定やリズムが噛み合っていないニュアンス。
👉 Our schedules are out of sync.
(私たちの予定はずれている。)
👉 The video and audio are out of sync.
(映像と音がずれている。)
7️⃣ move over / scoot over – 席をずれる・場所を譲る
人に「ちょっと詰めてくれる?」と言うときの表現。
👉 Could you move over a little?
(少し席をずれてもらえますか?)
👉 Scoot over!
(ちょっと詰めて!/ずれて!)※カジュアル
👉 The kids scooted over to make room.
(子どもたちはスペースを作るために席を詰めた。)
✅ move over と scoot over の違い
- move over → 標準的で誰にでも使える。フォーマルでもカジュアルでもOK。
- scoot over → カジュアルで親しい間柄向け。かわいらしい響きがあり、子どもや友達同士でよく使う。
まとめ:「ずれる」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「ずれる」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
少し動く・位置がずれる | shift | The picture frame shifted. |
滑るように動く | slide | The glass slid off. |
外れて落ちる | slip / come off / fall off | My hat slipped off. |
正しい位置から外れる | be off / misaligned | The alignment is off. |
時間や予定がずれる | be out of sync | Our schedules are out of sync. |
席を詰める・譲る | move over / scoot over | Could you scoot over? |
✨ 最後にひとこと:
日本語の「ずれる」は日常のちょっとした場面でとてもよく使います。
英語では shift / slide / slip / move over などシーン別に分けて覚えると、表現がとても自然になります!