日本語の「どけ!」は、相手や物をどかしてほしいときに使いますが、英語では 強さ・丁寧さ・場面 によって表現が変わります。
「強く命令する」「ちょっとお願いする」「邪魔だと伝える」など、使い分けが大事です。
1️⃣ Move! / Get out of the way! – 強い「どけ!」(命令口調)
もっとも直訳に近い表現。緊急時や強く言いたいときに。
映画やドラマのアクションシーンなどでよく登場します。
👉 Move!
(どけ!)
👉 Get out of the way!
(どけ! / 道を空けろ!)
2️⃣ Step aside / Step back – 安全のために下がって
相手に道を譲ってほしい、少し下がってほしい時。ややソフトでフォーマル寄り。
👉 Please step aside.
(どいてください。)
👉 Step back, it’s dangerous.
(下がって、危ないよ。)
3️⃣ Excuse me – 丁寧に「すみません、通してください」
日常生活で一番自然な表現。人混みやレストランなどで道をあけてもらいたいときに。
👉 Excuse me.
(すみません、通してもらえますか?)
4️⃣ You’re in the way – 邪魔になってるよ
強く「どけ!」ではなく、「そこにいると邪魔」というニュアンス。カジュアルに使える。
👉 You’re in the way.
(邪魔だよ。)
👉 This chair is in the way.
(この椅子が邪魔だ。)
5️⃣ May I go through? / May I walk through? – 丁寧に「通ってもいいですか?」
「どいて!」をやわらげて、お願いとして言うときに便利。礼儀正しい場面で使いやすい。
👉 May I go through?
(通ってもいいですか?)
👉 Excuse me, may I walk through?
(すみません、通していただけますか?)
6️⃣ Clear the way! / Make way! – 人混みを押し分けて進むとき
群衆に向けて「道を空けろ!」と言うときの表現。警察や救急隊がよく使います。
歴史映画の「Make way for the king!(王のために道を開けよ!)」などでも有名。
👉 Clear the way!
(どけ! / 道を空けろ!)
👉 Make way!
(どけ! / 道を開けろ!)
✅ まとめ:「どけ!」のニュアンス別使い分け
日本語の「どけ!」 英語表現 例文例
強く「どけ!」 Move! / Get out of the way! Move!(どけ!)
少し下がって Step aside / Step back Step back, it’s dangerous.
丁寧にお願い Excuse me Excuse me.(すみません。)
邪魔だと指摘 You’re in the way You’re in the way.(邪魔だよ。)
丁寧に「通して」 May I go/walk through? May I go through?(通ってもいいですか?)
群衆に向けて Make way! / Clear the way! Make way!(道を開けろ!)
✨ 最後にひとこと:
「どけ!」は場面によって 命令口調か丁寧な依頼か をしっかり使い分けるのがポイント。
特に Excuse me / May I go through? は日常会話で最も自然なので、まずはここからマスターすると安心です!