日本語の「入れる」は、「箱に物を入れる」「データを入力する」「予定に入れる」「調味料を加える」「気持ちを込める」など、物理的・抽象的な意味を幅広く持ちます。
英語でも状況に応じて適切な動詞を使い分けることで、自然で正確な表現ができます。
今回は、「入れる」の意味をもつ英語表現を7つ、ニュアンス別に例文付きでご紹介します!
📦 1. put – 物をある場所に入れる(基本形)
最も基本的な動詞。「〜に置く/〜に入れる」のような動作全般に使えます。
👉 I put the letter in the envelope.
(手紙を封筒に入れた)
👉 Put your phone in your bag.
(スマホをカバンに入れて)
🔌 2. insert – 差し込む/機械や穴に入れる
何かをスリットや機械の中に「差し込む」ニュアンス。フォーマルな語感もあり。
👉 Insert your card into the ATM.
(カードをATMに差し込んでください)
👉 The CD was inserted into the player.
(CDがプレーヤーに入れられた)
🍵 3. add – 加える/入れて混ぜる
料理や飲み物、データなどに**「加える」=入れる**ときに使います。
👉 Add some sugar to the coffee.
(コーヒーに砂糖を入れて)
👉 Don’t forget to add your name to the list.
(リストに名前を入れるのを忘れないで)
📝 4. include – 含める/リストや範囲に入れる
「構成要素として入れる・含める」ニュアンス。メンバーや内容などの抽象的なものに。
👉 The price includes tax.
(料金には税金が含まれている)
👉 She was included in the team.
(彼女はチームに加えられた)
💻 5. enter – 入力する/情報を入れる
パソコンやフォームなどにデータ・文字を**「入力する」**時に使います。
👉 Enter your password here.
(ここにパスワードを入力してください)
👉 I entered my information into the form.
(フォームに情報を入力した)
📆 6. schedule – 予定に入れる/スケジュールに組み込む
予定やイベントを**「入れる」**という時に使われる動詞。
👉 I scheduled a meeting for Monday.
(月曜に会議を入れた)
👉 Can you schedule a call this week?
(今週、電話を入れられる?)
❤️ 7. put in – 労力や感情を入れる/注ぎ込む
努力・気持ち・時間などを「注ぐ」「費やす」ような意味での「入れる」。
👉 She put a lot of love into this gift.
(彼女はこのプレゼントにたくさんの愛を込めた)
👉 He put in a lot of work on this project.
(彼はこのプロジェクトに多くの努力を注いだ)
✅ まとめ:「入れる」の英語も文脈で使い分けよう!
ニュアンス | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
物を中に入れる(基本) | put | Put your phone in your bag. |
機械や穴に差し込む | insert | Insert your card into the ATM. |
材料・情報を加える | add | Add some sugar to the coffee. |
範囲やリストに含める | include | She was included in the team. |
データを入力する | enter | Enter your password here. |
予定に組み込む | schedule | I scheduled a meeting for Monday. |
感情・労力・時間を注ぐ | put in | He put in a lot of work on this project. |
📝 補足:「宿泊する・泊める」のような“とどめる”ニュアンスの『入れる』は?
これらは「stay」「check in」「let someone stay」などの別表現で扱われるため、ここでは含めていませんが、文脈に応じて使うことで自然な表現になります。
✨最後にひとこと
「入れる」は一見シンプルな動詞ですが、英語では入れる対象や方法によって動詞を使い分けるのがポイント!
料理、予定、入力、感情など、状況に合わせた表現で、表現力をぐっとアップさせましょう💪🗣️