「夢をのぞむ」「新しい挑戦にのぞむ」「困難にのぞむ」…
日本語の「のぞむ」は、文脈によって「希望」「志願」「挑戦」など、実はさまざまな意味が含まれています。
英語でもその「のぞみ方」によって、使う動詞はまったく変わってきます。今回はその違いを、わかりやすく整理してお届けします!
🌟 1. hope – 優しい「のぞみ」や願いごと
最も基本的でポジティブな「のぞみ」。
未来への願いや期待を表します。
👉 I hope everything goes well.
(すべてがうまくいきますように。)
👉 She hopes to study abroad someday.
(彼女はいつか留学したいと望んでいる。)
🎯 2. wish – 実現が難しそうな「のぞみ」や空想的な願い
「現実とは違う理想」や「手の届かないこと」を望むときはこちら。
👉 I wish I could speak French.
(フランス語が話せたらなあ。)
👉 He wishes he were taller.
(彼はもっと背が高ければと思っている。)
🚀 3. want – はっきりとした欲求・望み
「〜したい」「〜が欲しい」とストレートに伝えるときの動詞。
👉 I want a new job.
(新しい仕事が欲しい。)
👉 Do you want to join us?
(一緒にやりたい?)
⚔️ 4. face / take on – 試合・困難・問題に「臨む」
「立ち向かう」「向き合う」というニュアンスの「のぞむ」にはこちら。
👉 We’re ready to face the challenge.
(私たちはその挑戦に臨む準備ができている。)
👉 She took on a difficult task.
(彼女は困難な任務に臨んだ。)
🏅 5. aspire to – 高い目標や理想に「のぞむ」
「〜を目指す」「〜に強く憧れる」といった、内面の熱意や志を表す表現。
👉 He aspires to become a doctor.
(彼は医者になることを志している。)
👉 They aspire to lead the industry.
(彼らは業界のリーダーを目指している。)
✅ まとめ:どう「のぞむ」かによって英語が変わる!
日本語の意味 | 英語表現 | ニュアンス例 |
---|---|---|
優しい願い | hope | Hope you’re doing well.(元気でいてね) |
実現困難な願い | wish | I wish I had more time.(もっと時間があれば) |
はっきりした欲望 | want | I want to try it.(やってみたい) |
困難に立ち向かう姿勢 | face / take on | Take on the challenge.(挑戦に臨む) |
高い目標や志 | aspire to | Aspire to greatness.(偉業を目指す) |
✨最後にひとこと
「のぞむ」はたった一言でも、英語では文脈や心の距離感によって使い分けが必要なんです。
ネイティブはその違いを、自然に言葉で表現しています。