日本語の「こする」は、手で軽くなでる、強くこすって汚れを取る、何かをこすり合わせて火を起こすなど、目的や強さによって多彩なニュアンスがありますよね。
英語でも、同じ「こする」でも使う動詞が変わります!
今回はよく使われる7つの英語表現を、例文とともにご紹介します💡
🧼 1. rub – 一般的に「こする」
最も基本の「こする」表現。軽く手でなでたり、強めにこすったり、幅広く使えます。
👉 She rubbed her eyes because she was sleepy.
(彼女は眠くて目をこすった)
👉 Rub the cream into your skin.
(クリームを肌に塗り込んで)
🧽 2. scrub – ごしごしこする/力を入れてこする
強い力で汚れを落とすときなどに。掃除や洗浄の文脈でよく使います。
👉 I scrubbed the floor with a brush.
(ブラシで床をごしごしこすった)
👉 Scrub the pan to remove the burnt bits.
(鍋の焦げを取るためにごしごしこすって)
🔥 3. strike – 火をつけるように「こすり合わせる」
マッチを「こする」など、2つの物を擦り合わせる動作に。
👉 He struck a match to light the candle.
(彼はろうそくに火をつけるためにマッチをこすった)
👣 4. chafe – 摩擦で擦れる/擦れて痛くなる
皮膚や布がこすれて炎症を起こすような時に使います。少し医学的・丁寧な響き。
👉 The straps of the bag chafed my shoulders.
(バッグのひもが肩にこすれて痛かった)
👉 My skin started to chafe after running.
(走った後、肌が擦れてひりひりした)
🪞 5. polish – 磨いてツヤを出す/なめらかにこする
表面を「磨いてこする」感じ。金属・靴・ガラスなどに。
👉 She polished her shoes until they shone.
(彼女は靴がピカピカになるまで磨いた)
👉 He polished the table with a soft cloth.
(彼はやわらかい布でテーブルを磨いた)
🖌️ 6. scratch – 軽く引っかくようにこする
「引っかく/ひっかいてこする」時に。かゆい場所をかくようなイメージです。
👉 The cat scratched the door.
(猫がドアをひっかいた)
👉 I scratched my arm because it was itchy.
(腕がかゆくてこすった)
💨 7. wipe – 拭き取るように表面をこする
「拭く」動作を通じて表面をこするような表現に使われます。
👉 Wipe the table clean.
(テーブルをきれいに拭いて)
👉 He wiped the fog off the mirror.
(彼は鏡のくもりをこすって取った)
✅ まとめ:「こする」の英語も目的と強さで使い分け!
ニュアンス | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
一般的にこする | rub | She rubbed her eyes. |
力を入れてごしごしこする | scrub | I scrubbed the floor. |
火を起こすようにこすり合わせる | strike | He struck a match. |
摩擦で擦れる・ひりひりする | chafe | The straps chafed my shoulders. |
ツヤ出し・丁寧に磨く | polish | She polished her shoes. |
引っかくようにこする | scratch | I scratched my arm. |
表面を拭き取るようにこする | wipe | He wiped the fog off the mirror. |
✨最後にひとこと
「こする」と言っても、どんな目的で・どんな強さでこするのかによって英語表現は変わってきます。
一言 “rub” では伝わらないシーンも多いので、シーンに応じた動詞を使えると英語の表現力がグッとアップ!
ぜひ日常のちょっとした会話にも取り入れてみてください🧽🖐️🔥