日本語の「だます」は、状況や悪質さの程度によってさまざまな言い方がありますよね。「うっかりだます」「巧みにだます」「詐欺的にだます」など…。
英語でも、使う動詞によってニュアンスが変わります。
今回は、日常会話からビジネス、詐欺まで、英語でよく使う「だます」表現を7つ、例文付きでご紹介します!
😜 1. trick – いたずら的にだます/ひっかける
軽めの「だます」「引っかける」感じ。子どもや友達とのやり取りに。
👉 He tricked me into believing the story.
(彼は私をその話を信じ込ませるようにだました。)
👉 Don’t try to trick your classmates!
(クラスメートをだまそうとしないで!)
🎭 2. deceive – 一般的に「だます」「欺く」
フォーマルな語で、意図的に「真実を隠してだます」時に使われます。
👉 She was deceived by a fake website.
(彼女は偽のウェブサイトにだまされた。)
👉 Appearances can be deceiving.
(見た目はあてにならないことがある。)
🎲 3. cheat – 不正をしてだます/ズルをする
試験・恋愛・ゲーム・ビジネスなど「ズル」の意味合いが強いです。
👉 He cheated on the exam.
(彼は試験で不正をした。)
👉 She found out he was cheating on her.
(彼女は彼が浮気しているのを知った。)
💰 4. swindle – 詐欺的にお金をだまし取る
金銭目的の「だまし取る」に使われる強めの語。詐欺事件などでよく使います。
👉 He swindled them out of thousands of dollars.
(彼は彼らから何千ドルもだまし取った。)
👉 They were swindled by a fake investment scheme.
(彼らは偽の投資話にだまされた。)
🙃 5. fool – からかい・バカにするようにだます
軽い冗談や茶化し的な「だます」。“be fooled” で「だまされる」表現も重要。
👉 Don’t let them fool you.
(彼らにだまされるな。)
👉 I can’t believe I was fooled by that!
(あんなことでだまされるなんて!)
🔍 6. mislead – 誤解させるようにだます
直接うそをつくのではなく、「誤った情報でミスリード」するニュアンス。
👉 The advertisement misled customers.
(その広告は顧客をだましていた。)
👉 He misled us on purpose.
(彼はわざと私たちをだました。)
🕵️♂️ 7. con – 詐欺的にだます(口語)
「詐欺師(con artist)」のように、巧みに信用させてだます口語的な言い方。
👉 He conned old people out of their savings.
(彼は高齢者から貯金をだまし取った。)
👉 She got conned by a fake charity.
(彼女は偽の慈善団体にだまされた。)
✅ まとめ:「だます」の英語もニュアンスで使い分け!
ニュアンス | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
軽くひっかける | trick | He tricked me into believing the story. |
一般的にだます/欺く | deceive | She was deceived by a fake website. |
不正や浮気でだます | cheat | He cheated on the exam. |
お金を目的にだます | swindle | He swindled them out of thousands of dollars. |
からかうようにだます | fool | Don’t let them fool you. |
誤った情報で誤解させる | mislead | The advertisement misled customers. |
詐欺的に信用させてだます | con | She got conned by a fake charity. |
✨最後にひとこと
「だます」といっても、冗談レベルから犯罪級までさまざま。
英語ではそのニュアンスに合わせて動詞を使い分けることで、より正確で自然な表現ができます。
状況や相手に応じて、ぴったりの言葉を選びましょう!