「つかむ」は、物を手で握る動作だけでなく、チャンスや感情、意味を理解するような比喩的な使い方もあります。
英語では、それぞれの場面に応じて使う単語が異なります。今回は代表的な6つの表現を例文つきでご紹介します!
🔹1. grab – 素早く・勢いよく「つかむ」
👉 She grabbed my hand.
(彼女は私の手をつかんだ。)
👉 Grab a bite before the meeting.
(会議前に軽く何かを食べてきて(=食事をつかむ))
📌「瞬時に取る」イメージ。カジュアルで日常会話でよく使われます。
🔹2. grasp – しっかりと「握る・理解する」
👉 He grasped the rope tightly.
(彼はロープをしっかりつかんだ。)
👉 She couldn’t grasp the meaning of the sentence.
(彼女はその文の意味を理解できなかった。)
📌 肉体的にも比喩的にも「しっかり握る・理解する」両方に使える万能動詞。
🔹3. catch – 動いているものを「つかまえる・つかむ」
👉 He caught the ball with one hand.
(彼は片手でボールをつかんだ。)
👉 I caught a cold.
(風邪をひいた=風邪をつかんだ)
📌「catch」は捕まえる感覚に近いですが、手でつかむ行為も含まれます。
🔹4. seize – チャンス・支配などを「つかむ・奪う」(ややフォーマル)
👉 The police seized the suspect.
(警察は容疑者を捕らえた。)
👉 You should seize the opportunity.
(チャンスをつかむべきだよ。)
📌 押さえつけるようにしっかりつかむ・奪い取るイメージ。
🔹5. snatch – 急に・乱暴に「ひったくる」
👉 He snatched the phone from her hand.
(彼は彼女の手から電話をひったくった。)
📌「grab」よりも乱暴で強引なニュアンスがあります。
🔹6. clutch – 恐怖・必死さから「ぎゅっとつかむ」
👉 She clutched her bag tightly.
(彼女はバッグをぎゅっと握りしめた。)
📌 恐怖・不安・感情的な状況で、何かを手放したくない気持ちから強くつかむ表現。
✅ まとめ:「つかむ」の英語表現一覧
日本語の意味 | 英語表現 | 例文 |
---|---|---|
素早く手に取る | grab | Grab your coat and let’s go. |
しっかり握る/理解する | grasp | He grasped the idea quickly. |
動いているものを捕まえる | catch | He caught the ball. |
強く押さえて奪う | seize | She seized the chance to speak. |
ひったくる | snatch | A thief snatched her purse. |
必死で握る | clutch | She clutched the child in fear. |
💬ひとことアドバイス
「つかむ」は、日常でもビジネスでも使われるとても大事な動詞!
文脈に応じて、“どんなふうに”“何を”つかむのかを意識して、使い分けられると表現の幅がぐっと広がります!