「ちゃんとする」は、日常会話でとてもよく使われる便利な日本語ですが、英語では状況によってさまざまな言い方に分かれます。
行動をきちんとする、礼儀正しくする、だらしないのを正す、仕事をきちんとこなす…
シーンに応じて、英語の表現を使い分けてみましょう!
1️⃣ behave / behave properly – 行儀よくする・態度をちゃんとする
人前での態度・振る舞いに関する「ちゃんとする」はこれ。子どもへの注意やフォーマルな場でも使えます。
👉 Please behave yourself.
(ちゃんとしなさいよ。)
👉 He behaved properly at the meeting.
(彼は会議でちゃんとした態度だった。)
📝 補足:子ども向けによく使う表現
👉 Be good!(いい子でいてね)
👉 Be nice!(ちゃんと優しくして)
👉 Be a good boy/girl.(いい子にしてね)
※親や先生が子どもに向かって言うフレーズ
2️⃣ pull yourself together – しっかりする・気を取り直す
感情的になっている人や焦っている人に「落ち着いて」「ちゃんとして」と言いたいとき。
👉 You need to pull yourself together.
(しっかりしなさい!)
👉 I know it’s hard, but try to pull yourself together.
(大変なのはわかるけど、ちゃんとして頑張って。)
3️⃣ act like an adult / grow up – 大人としてふるまう・子どもっぽくしない
大人げない態度や幼稚な行動に対しての「ちゃんとしろ」。
👉 Come on, act like an adult.
(ほら、大人らしくちゃんとしろよ。)
👉 Grow up and take responsibility.
(ちゃんとして責任を持ちなさい。)
4️⃣ do things properly – ちゃんと手順通りにやる・ちゃんと仕事する
仕事や作業、日常の行動において「ちゃんとやる」と言いたい時。
👉 Please do it properly.
(ちゃんとやってください。)
👉 He never does anything properly.
(彼はいつも物事をちゃんとやらない。)
5️⃣ get your act together – ちゃんとし始める・だらしなさをやめる
生活が乱れていたり、無計画な人に対しての「ちゃんとしろ」のカジュアルな表現。
👉 You really need to get your act together.
(マジでちゃんとしたほうがいいよ。)
👉 She finally got her act together and started studying.
(彼女はようやくちゃんとして勉強を始めた。)
6️⃣ straighten up – 身なりや生活を正す、真面目になる
特に生活や態度が乱れている場合、「ちゃんとする」にぴったりの表現。
👉 You need to straighten up your life.
(生活をちゃんと立て直しなさい。)
👉 Straighten up and fly right.
(ちゃんと真面目にやれよ。)※決まり文句
✅ まとめ:「ちゃんとする」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「ちゃんとする」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
行儀よくふるまう | behave / behave properly | Please behave yourself. |
子どもに「ちゃんとね」 | be good / be nice / be a good boy | Be good while I’m gone. |
感情を整える・落ち着く | pull yourself together | Try to pull yourself together. |
大人としてふるまう | act like an adult / grow up | Grow up and take responsibility. |
手順通りにきちんとやる | do it properly | Please do it properly. |
生活や態度を立て直す | get your act together / straighten up | You need to get your act together. |
✨ 最後にひとこと:
「ちゃんとする」は状況次第でたくさんの英語表現に分かれます。
感情・態度・行動・生活…どこを「ちゃんとする」のかを意識して、適切な英語を選べば、より自然で伝わる英語が使えるようになります!