「心配」は、相手を思いやる気持ち、不安、懸念、気になることなど、実はいろいろな意味を含む言葉。
英語ではその「心配」が何に対して・どの程度のものかで、使う単語が異なります。
今回は、そんな「心配」を英語で正確に伝えるための表現を、状況別に整理しました!
1️⃣ worried – 一般的な「心配している」
もっともベーシックな表現。「何か悪いことが起きるかも」と思って不安な状態。
👉 I’m worried about my test results.
(試験の結果が心配です。)
👉 She looks worried.
(彼女、心配そうな顔をしてる。)
2️⃣ concerned – フォーマル・丁寧な「心配」
「心配している」という意味でよく使われるが、やや控えめで丁寧な響き。ビジネスや書き言葉にも◎。
👉 I’m concerned about his health.
(彼の健康が心配です。)
👉 Many people are concerned about the economy.
(多くの人が経済を心配している。)
3️⃣ anxious – 不安・緊張が入り混じった「心配」
ただの心配より強め。気がかり・不安・緊張・落ち着かない、など感情的に揺れているとき。
👉 I’m feeling anxious about tomorrow’s meeting.
(明日の会議が心配で落ち着かない。)
👉 She’s always anxious before exams.
(彼女は試験前はいつも不安になる。)
4️⃣ uneasy – なんとなく落ち着かない「心配」
漠然とした違和感・不安・警戒心。はっきりとした理由はないけれど「大丈夫かな…」という気持ち。
👉 I feel uneasy about this situation.
(この状況、なんだか心配だな。)
👉 His silence made me uneasy.
(彼が黙っているのが心配だった。)
5️⃣ troubled – 心がかき乱されている「心配」
強い不安や動揺、悩んでいる状態に。精神的にかなり心配・苦しい感じ。
👉 He looked deeply troubled.
(彼はとても心配そうだった。)
👉 She was troubled by the news.
(彼女はそのニュースに心を乱されていた。)
6️⃣ fret / be fretting – やや古風・くだけた「心配する」
日常的で軽い心配、あるいは「くよくよ気にしている」ような状態。口語でよく使われます。
👉 Don’t fret about it.
(そんなに心配しないで。)
👉 She’s fretting over what to wear.
(何を着るかで悩んでるよ。)
7️⃣ be afraid (that…) – 「〜かもしれない」と思って心配する
「〜かと心配している」と伝えたいときに使う便利な表現。実際に恐怖というよりは丁寧な表現。
👉 I’m afraid she won’t make it in time.
(彼女が間に合わないんじゃないかと心配している。)
👉 I’m afraid this might be a mistake.
(これは間違いかもしれないと心配している。)
✅ まとめ:「心配」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「心配」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
一般的な「心配している」 | worried | I’m worried about my test. |
丁寧・控えめな「心配」 | concerned | I’m concerned about his health. |
不安・緊張で落ち着かない | anxious | I’m anxious about the results. |
なんとなく落ち着かない・不安 | uneasy | I feel uneasy about this. |
深く悩んでいる・動揺している | troubled | He looked deeply troubled. |
軽くくよくよする | fret / fretting | Don’t fret about it. |
「〜ではないか」と思って心配している | be afraid (that…) | I’m afraid it might rain. |
✨ 最後にひとこと:
日本語の「心配」は幅広い気持ちを一言でカバーしますが、英語では状況や感情の強さに応じて使い分けるのがポイント。
どんな「心配」なのかを意識することで、より自然で説得力のある英語が使えます💡