語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「nomin-」の意味と起源
意味:name:名前・称号
起源:ラテン語
語根「nomin-」の原型
語根「nomin-」から構成される英単語・例文
nominate
意味:指名する
解説: 英単語「nominate」は、特定の役割や賞に誰かを提案することを意味します。この単語は、特定の名前を持つ人を選出するプロセスから派生しています。
例文: I was honored to be nominated for the award.
和訳: その賞に指名されて光栄でした。
denomination
意味: 名称・宗派
解説: 「denomination」は、特定の名前や分類を指します。特に宗教の文脈では、異なる教派や宗派を示すために使われます。この単語は、特定の「名前」を持つことで、個々の信念や実践を識別するために重要です。
例文: The church belongs to a small denomination that values community.
和訳: その教会は、コミュニティを大切にする小さな宗派に属しています。
nominal
意味: 名目上の
解説: 「nominal」は、名目や表面的な意味で使われることが多いです。例えば、名目上の価格や名義人を示す場合に使用され、実際の価値や影響を超えた存在を指します。
例文: The nominal fee was just a formality.
和訳: 名目上の手数料はただの形式的なものでした。
nomenclature
意味: 名称法
解説: 「nomenclature」は、特定の分野で使われる用語や名前の体系を指します。科学や技術の領域で、正確なコミュニケーションを図るために必要不可欠なものです。
例文: Understanding the nomenclature is essential for effective communication in science.
和訳: 名称法を理解することは、科学において効果的なコミュニケーションに欠かせません。
nominee
意味: 指名された人
解説: 「nominee」は、特定の役割や賞に指名された人を指します。この言葉は、競争や選出のプロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。
例文: As a nominee, I felt a mix of excitement and anxiety.
和訳: 指名されたことで、興奮と不安が入り混じった気持ちになりました。
語根「nomin」は、名前や称号に関連する多くの英単語に使われており、私たちのアイデンティティや社会的な関係に深く関わっています。「nomin」を含む単語を通じて、名前の重要性や認識のプロセスについて理解を深めることができます。