語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「ciner-」の意味と起源
意味:ash, gray:灰・灰色
起源:ラテン語
語根「ciner-」の原型
語根「ciner-」から構成される英単語・例文
incinerate
意味:焼却する・消却する
解説: 「ciner-」は「灰」を意味し、何かを燃やして灰にする行為を表します。
例文: The waste was incinerated to reduce landfill space.
和訳:廃棄物は埋立地のスペースを減らすために焼却されました。
cinerary
意味:灰の・灰に関する
解説: 「ciner-」が「灰」を意味し、灰に関連するものを指します。
例文: The cinerary urn held the ashes of the deceased.
和訳:その灰の壺は故人の灰を納めていました。
cinereal
意味:灰色の
解説: 「ciner-」が「灰」を表し、灰色の物や色調を指します。
例文: The cinereal sky suggested an approaching storm.
和訳:灰色の空は嵐の接近を示唆していました。
incineration
意味:焼却・消却
解説: 「ciner-」が「灰」を示し、焼却によって物を灰にするプロセスを表します。
例文: Incineration is often used for hazardous waste disposal.
和訳:焼却は有害廃棄物処理によく用いられます。
cinerarium
意味:灰の壺・骨壺
解説: 「ciner-」が「灰」を表し、遺体の灰を収める容器を指します。
例文: The family chose a cinerarium to honor their loved one.
和訳:家族は愛する人を敬うために骨壺を選びました。
これらの単語はすべて語根「ciner-」が含まれており、それぞれの意味に「灰」というニュアンスが含まれています。語根を知ることで複数の単語に共通する意味を推測でき、効率よく単語を覚える助けになります。次回の投稿では、さらなる語根を紹介します。