語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「idi-」の意味と起源
意味:one’s own: 自分自身の
起源:ギリシャ語
語根「idi-」の原型
語根「idi-」から構成される英単語・例文
idiom
意味:慣用句・成句
解説: 「idi-」が「自分自身」を含み、特定の言語や文化に特有の言い回しを指します。
例文: Each language has its own idioms.
和訳:それぞれの言語には独自の慣用句があります。
idiosyncrasy
意味:特異性・特異な性質
解説: 「idi-」が「自分自身」を含み、個人の特有の特徴や癖を指します。
例文: His idiosyncrasy makes him unique among his peers.
和訳:彼の特異性は彼を仲間の中でユニークにしています。
idiocracy
意味:愚民政治
解説: 「idi-」が「自分自身」を含み、無知や愚かさに基づく政治体制を指します。
例文: The film satirizes the concept of idiocracy.
和訳:その映画は愚民政治の概念を風刺しています。
これらの単語はすべて語根「idi-」が含まれており、それぞれの意味に「自分自身」というニュアンスが含まれています。語根を知ることで、関連する単語に共通する意味を推測でき、効率よく単語を覚える助けになります。次回の投稿では、さらなる語根を紹介します。