語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「calc-」の意味と起源
意味:石・石灰、計算する
起源:ラテン語
語根「calc-」の原型
語根「calc-」から構成される英単語・例文
calculate
意味:計算する・算定する
解説: 「calc-」は石を使った古代の計算方法から発展し、今日では数学的に数を計算するという意味で使われています。
例文: He calculated the total cost of the project.
和訳:和訳 彼はプロジェクトの総費用を計算しました。
calcium
意味:カルシウム
解説: 「calc-」は「石灰」に由来しており、カルシウムは石灰石やその他の鉱物に含まれる重要な成分です。
例文: Milk is a good source of calcium, which is essential for healthy bones.
和訳:牛乳はカルシウムの豊富な供給源で、健康な骨に不可欠です。
recalcitrant
意味:反抗的な・頑固な
解説: 「calc-」は「石」の意味を持ち、象徴的に硬い、頑固な態度を表すことから「反抗的な」という意味になりました。
例文: The recalcitrant child refused to obey the teacher.
和訳:その反抗的な子供は先生に従うことを拒みました。
chalk
意味:チョーク・白亜
解説: 「calc-」は「石灰」を意味し、チョークは石灰岩から作られることから、この語根が使われています。
例文: The teacher wrote on the blackboard with a piece of chalk.
和訳:先生は黒板にチョークで書きました。
calculus
意味:微積分・結石
解説: 「calc-」は「石」を意味し、数学的な計算(微積分)や医学における結石に関して使われます。
例文: Calculus is a fundamental part of advanced mathematics.
和訳:微積分は高度な数学の基本です。
これらの単語はすべて語根「calc-」が含まれており、石や計算に関連する意味を持っています。語根を知ることで、複数の単語に共通する意味を推測でき、効率よく単語を覚える助けになります。次回の投稿では、さらなる語根を紹介します。