語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「anth-」の意味と起源
意味:人間・人類に関する
起源:ギリシャ語
語根「anth-」の原型
語根「anth-」から構成される英単語・例文
anthropology
意味:人類学
解説: 「anthropos」は「人間」を指し、「logy」は「学問」を意味します。したがって、人間に関する学問を表します。
例文: Anthropology helps us understand the diversity of human cultures.
和訳:人類学は人間文化の多様性を理解するのに役立ちます。
anthropocentric
意味:人間中心の
解説: 「anthropos」は「人間」を意味し、「centric」は「中心」を指します。人間を中心に考える視点を表します。
例文: The anthropocentric view often overlooks the importance of nature.
和訳:人間中心の見方は、自然の重要性を見落としがちです。
anthropometry
意味:人間測定学
解説: 「anthropos」は「人間」を意味し、「metry」は「測定」を指します。人間の体のサイズや形を測定する学問を表します。
例文: Anthropometry is used in various fields, including ergonomics.
和訳:人間測定学は、人間工学など様々な分野で使用されます。
anthropoid
意味:人間に似た
解説: 「anthropos」は「人間」を意味し、「oid」は「〜のような」を指します。人間に似た形状や特性を持つものを表します。
例文: The anthropoid ape shares many characteristics with humans.
和訳:人間に似た類人猿は人間と多くの特徴を共有しています。
misanthrope
意味:人間嫌い
解説: 「mis-」は「嫌い」を意味し、「anthropos」は「人間」を指します。人間を嫌う人を表します。
例文: The misanthrope preferred solitude over social interaction.
和訳:その人間嫌いは社交よりも孤独を好みました。
これらの単語はすべて語根「anth-」が含まれており、「人間」に関連する意味を持っています。語根を知ることで、関連する単語の意味をより深く理解し、効率的に語彙を増やす助けになります。次回の投稿では、さらなる語根を紹介します。