語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「anem-」の意味と起源
意味:wind: 風
起源:ギリシャ語
語根「anem-」の原型
語根「anem-」の意味と起源」から構成される英単語・例文
anemometer
意味:風速計
解説: 「anem-」は「風」を意味し、「-meter」は「測定するもの」という意味です。つまり、風の速度や強さを測定する装置を指します。
例文: The meteorologist used an anemometer to measure the wind speed before the storm.
和訳:気象学者は嵐の前に風速を測定するために風速計を使用しました。
anemophilous
意味:風媒性の(植物)
解説: 「anem-」は「風」を意味し、「-philous」は「〜を好む」という意味を持つため、風によって花粉が運ばれる植物のことを指します。
例文: Many grasses are anemophilous and rely on the wind for pollination.
和訳:多くの草は風媒性で、風を利用して受粉します。
anemone
意味:イソギンチャク・アネモネ(花)
解説: 「anem-」は「風」を意味し、海の中で揺れる姿が風に揺れる花を思わせることから、イソギンチャクや花にこの語が使われています。
例文: The sea anemone swayed gently in the ocean currents.
和訳:イソギンチャクは海流に優雅に揺れていました。
anemograph
意味:風速計測記録器
解説: 「anem-」が「風」を意味し、「-graph」は「記録するもの」という意味です。風速や風向のデータを記録する装置を指します。
例文: The anemograph recorded the changes in wind speed during the storm.
和訳:風速計測記録器は、嵐の間に風速の変化を記録しました。
anemology
意味:風学(風に関する研究)
解説: 「anem-」は「風」を意味し、「-logy」は「学問」を意味します。風に関する現象やその影響を研究する学問です。
例文: Anemology is essential for understanding weather patterns and forecasting.
和訳:風学は天候のパターンを理解し、予測するために重要です。
これらの単語はすべて語根「anem-」が含まれており、「風」に関連する意味を持っています。語根を理解することで、複数の単語の意味を推測でき、単語学習の効率が向上します。次回の投稿では、さらなる語根を紹介します。