FSDの発音の法則は「アメリカ英語」を基本にご紹介しています。
それには以下のような理由があります。
ビジネス・留学の機会
ビジネス・留学の機会はもちろんアメリカだけでなくさまざまな国がありますが、
日米関係や留学の制度などの面から見てもビジネス・留学の機会はアメリカがやはり多く、
また、日本だけでなく世界的にもビジネス・留学の機会はアメリカが多いため、
特にこれから発音を強化される方はアメリカ英語の発音を基本に考えた方が様々な場面で使いやすいかと思います。
日本人にとってより難しい発音
例えば「hot」の発音は、イギリス英語では「ホットゥ」、アメリカ英語では「ハットゥ」のようになり、
日本語の「ホット」に近いのはイギリス英語の発音です。
このように、イギリス英語の「母音」は基本的に日本語の「母音」に近いので、話すときも聴くときも
日本人にとってはあまり違和感はありませんが、アメリカ英語の「母音」は非常に違う音になるので大変です。
また、いわゆる「巻き舌」と呼ばれるアメリカ英語の「r」も日本人にとっては非常に難しい音です。
つまり、日本語の発音とは非常に異なる点が多いアメリカ英語の発音については、
・アメリカ英語に特有の発音
・日本語とは違う発音
をまずしっかり認識しておかなければ
・話すときの英語がカタカナ発音のまま
・アメリカ英語の発音が聴き取れない
ということにもなりかねません。
そこで、日本人にとってより難しい「アメリカ英語の発音の法則」を理解することにより、「アメリカ英語」はもちろん
その法則以外の日本語の発音に近いものは「イギリス英語」として、両者が大まかに判断できるようになっていきます。
試験のリスニング問題
日本では「入学試験・英検・TOEIC・TOEFL・TEAP」など様々な試験でリスニング問題があり、
中には、イギリス・オーストラリア・インドなど「アメリカ英語以外の発音の英語」が出題されることもあります。
ただ、全体的にはやはりアメリカ英語が多くを占めます。
ということで、まずは「アメリカ英語の発音」を理解することで、試験にも幅広く対応できるようになります。
以上の理由から、FSDの発音の法則では「日本人にとって難しく、使用の機会が多いアメリカ英語」を基本にご紹介しています。