語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「aer-」の意味と起源
意味:air: 空気・大気
起源:ギリシャ語
語根「aer-」の原型
語根「aer-」から構成される英単語・例文
aerial
意味:空中の、空気の
解説: 「aer-」が「空気」を意味し、「-ial」は形容詞化する接尾辞。空中に関連することを指す。
例文: The aerial view of the city was breathtaking.
和訳:その都市の空中からの眺めは息を呑むほど美しかった。
aerodynamics
意味:空気力学
解説: 「aer-」が「空気」を意味し、「-dynamics」は力学を指す。空気の流れと物体との相互作用を研究する分野。
例文: Aerodynamics is crucial in designing efficient vehicles.
和訳:空気力学は効率的な車両の設計において重要です。
aerospace
意味:航空宇宙
解説: 「aer-」が「空気」を意味し、「-space」は空間を指す。航空と宇宙の両方を含む分野。
例文: The aerospace industry has advanced rapidly in recent years.
和訳:航空宇宙産業は近年急速に進展しています。
aerate
意味:空気を含ませる、通気させる
解説: 「aer-」が「空気」を意味し、「-ate」は動詞化する接尾辞。物質に空気を混ぜ込むことを表す。
例文: It’s important to aerate the soil for healthy plant growth.
和訳:健康的な植物の成長のためには土壌を通気させることが重要です。
aerobic
意味:有酸素の
解説: 「aer-」が「空気」を意味し、「-bic」は生活することを指す。有酸素活動や生物を表現する際に使われる。
例文: Aerobic exercise is beneficial for cardiovascular health.
和訳:有酸素運動は心血管の健康に良いです。
語根「aer-」はすべての単語で「空気」に関連する意味を持ちます。語根を理解することで、空気や大気に関連する単語を推測するのが容易になり、単語の記憶を助けます。次回の投稿では、さらに別の語根を探求します。