語根:英単語の意味を構成する最小単位の部分
例えば「unbelievable」は
un
〜ない
believ
信じる
able
できる
のように「それぞれの部分にある意味」が組みわさって「信じられない」という英単語になっています。
実は、英単語はこのように「部分の組み合わせ」でできているものが非常に多くあります。
ということは、「部分」から組み合わせて自分で考えられるようになれば
・単語を「丸暗記」する負担が大幅に減り、
・初めて見る単語でも大体の意味が浮かんでくるようになり、
・ネイティブのように単語の「ニュアンス」が感じられるようになっていきます。
ちなみに、この「意味を構成する最小単位の部分」は「語根」と呼ばれます。
語根は、正確には
接頭辞
語根の前に付き
意味を添える部分
語根
単語の意味の
中核をなす部分
接尾辞
語根の後に付き
意味を添える部分
に分かれますが、このページでは便宜的にこれら全てを「語根」として扱います。
語根「acr-」の意味と起源
意味:height, summit, tip: 高さ、頂点、先端
起源:ラテン語・ギリシャ語
語根「acr-」の原型
語根「acr-」から構成される英単語・例文
acrid
意味:刺激的な・辛辣な
解説: 鼻や喉を刺激する、鋭く不快な匂いや味を持つもの。また、感情的に辛辣な言葉や態度を表すこともあります。ラテン語「acer」から派生し、「鋭さ」を意味します。
例文: The acrid smell of burning rubber filled the air.
和訳:燃えるゴムの刺激的な臭いが空気に漂った。
acrimony
意味:辛辣さ・敵意
解説: 言葉や態度に表れる辛辣さ、敵対的な感情。ラテン語「acrimonia」から派生し、鋭く、攻撃的な言葉や感情を表します。
例文: The debate was marked by acrimony on both sides.
和訳:その討論は両者の辛辣な言葉の応酬で特徴づけられた。
acrobat
意味:曲芸師
解説: 高所や不安定な場所で巧みにバランスを取り、様々な技を披露する曲芸師。ギリシャ語「akrobatos」(「akros」(頂点)+「bainein」(歩く))から派生し、「高い所で歩く者」を意味します。
例文: The acrobat performed an amazing stunt on the tightrope.
和訳:曲芸師は綱の上で驚くべきスタントを披露した。
acrimonious
意味:激しい・辛辣な
解説: 言葉や議論が非常に敵対的で、辛辣なトーンで交わされること。ラテン語「acrimonia」(辛辣さ)に由来し、鋭く攻撃的な言葉や態度を示します。
例文: The acrimonious argument between the two parties lasted for hours.
和訳:両者間の激しい口論は何時間も続いた。
acrimonious
意味:激しい・辛辣な
解説: 言葉や議論が非常に敵対的で、辛辣なトーンで交わされること。ラテン語「acrimonia」(辛辣さ)に由来し、鋭く攻撃的な言葉や態度を示します。
例文: The acrimonious argument between the two parties lasted for hours.
和訳:両者間の激しい口論は何時間も続いた。
語根「acr-」は、ラテン語やギリシャ語に由来し、「鋭い」「極限」「激しさ」といった意味を持つ言葉に使われます。この語根は、感情的な「辛辣さ」や物理的な「鋭さ」だけでなく、極限や頂点を示す抽象的な概念にも広く応用されています。