「ぼーっとする」は、
・何かを考えずに空を見ている
・疲れて頭が回らない
・眠くて集中できない
・ショックで放心している
など、場面によって微妙に意味が違います。
英語ではその「ぼーっとする理由」や「気持ち」を表すことで、自然な言い方になります。
1️⃣ zone out – 意識が飛ぶ・集中が切れる(最もよく使う)
「頭がぼーっとして別の世界に行っちゃう感じ」。
授業・会議・長い話を聞いてる時によく使われます。
👉 I totally zoned out during the meeting.
(会議中、完全にぼーっとしてた。)
👉 Sorry, I zoned out for a second. What did you say?
(ごめん、一瞬ぼーっとしてた。なんて言った?)
💡アメリカ英語ではかなり自然で日常的。カジュアルな会話で頻出!
2️⃣ space out – 頭が空っぽになる・意識が遠のく
“zone out” と似ていますが、
より「意識がふわっとどこかへ行ってる」ニュアンス。
👉 She was just spacing out, staring at the sky.
(彼女は空を見つめて、ぼーっとしていた。)
👉 I tend to space out when I’m tired.
(疲れるとぼーっとしがちなんだ。)
💡“space out” は「放心状態」や「白日夢を見る」ような雰囲気にピッタリ。
3️⃣ daydream – 夢見るようにぼーっとする(ポジティブ)
「夢想する」「空想にふける」という良い意味の“ぼーっと”。
👉 I was daydreaming about my next vacation.
(次の休暇のことを考えてぼーっとしてた。)
👉 He often daydreams during class.
(彼は授業中によくぼーっとしている。)
💡現実逃避というより「楽しい想像に浸っている」感じ。
4️⃣ be in a daze / feel dazed – ぼんやり・呆然とする
ショック・疲労・寝不足などで「意識がぼんやりする」状態。
“daze” は「混乱して頭が回らない」感じ。
👉 I was in a daze after the long flight.
(長いフライトの後で頭がぼーっとしていた。)
👉 She looked dazed after hearing the news.
(そのニュースを聞いて、彼女は呆然としていた。)
💡“dazed” は感情的・体調的にぼーっとしているときに使えます。
5️⃣ be out of it – 頭が回らない・ぼんやりしている(くだけた口語)
「眠い・疲れた・体調が悪い」などで、反応が鈍いときに使われます。
👉 Sorry, I’m kind of out of it today.
(ごめん、今日はちょっとぼーっとしてるんだ。)
👉 He’s been out of it all morning.
(彼は午前中ずっとぼーっとしてた。)
💡友人同士の会話など、カジュアルでよく使われる表現です。
6️⃣ be absent-minded – うっかり・注意散漫(性格・習慣)
一時的ではなく、「普段からぼーっとしてる人」に対して使う表現。
👉 He’s so absent-minded—he forgets his keys every day.
(彼は本当にうっかりしてる。毎日鍵を忘れるんだ。)
👉 I’m getting more absent-minded lately.
(最近、ちょっとぼーっとしてきた気がする。)
💡“absent-minded” は「注意力がない・忘れっぽい」性格描写。
7️⃣ be half-asleep – 眠くてぼーっとする
眠気で頭が回らない、寝ぼけている時の「ぼーっと」。
👉 I was still half-asleep when I got that call.
(その電話を受けたとき、まだ寝ぼけてた。)
👉 She looked half-asleep in class.
(彼女は授業中、眠そうにぼーっとしてた。)
💡朝の支度中・夜更かし明けなどにも自然に使えます。
✅ まとめ:「ぼーっとする」は英語でこう使い分けよう!
| 日本語のニュアンス | 英語表現 | 例文 | 
|---|---|---|
| 意識が飛んでる | zone out | I zoned out during the meeting. | 
| ふわっと意識が抜ける | space out | She was spacing out, staring at the sky. | 
| 空想にふける | daydream | I was daydreaming about my trip. | 
| 疲れて頭が回らない | be in a daze / feel dazed | I was in a daze after work. | 
| 反応が鈍い・頭が働かない | be out of it | I’m kind of out of it today. | 
| 注意散漫・うっかり | absent-minded | He’s so absent-minded. | 
| 眠くてぼーっと | half-asleep | She looked half-asleep in class. | 
☕️ ちょっとネイティブっぽい表現
💬 “Sorry, I spaced out.”
→ ごめん、ぼーっとしてた。
💬 “I’m totally out of it today.”
→ 今日は全然集中できない。
💬 “He was staring into space.”
→ 彼は宙を見つめてぼーっとしていた。
💬 “My mind went blank.”
→ 頭が真っ白になった。
💡 “stare into space(宙を見つめる)” や “mind went blank(何も考えられない)” も
「ぼーっとする」や「放心する」ときによく使われる表現です。
✨ 最後にひとこと:
日本語の「ぼーっとする」は便利ですが、
英語では “zone out”, “space out”, “be in a daze” など、
なぜ・どんな風にぼーっとしているのか によって言葉が変わります。
ニュアンスを少し意識して使い分けると、
あなたの英語がぐっとネイティブっぽく聞こえます!
