日本語の「きちんとする」は、
「整える」「きれいにする」「正確にやる」「礼儀正しくする」「規律を守る」など、
広い意味で丁寧さ・真面目さ・整然さを表す便利な言葉です。
英語では文脈に応じて多様な表現を使い分ける必要があります。
1️⃣ be neat / be tidy – 見た目や身の回りが整っている
服装・髪型・部屋など「きちんと整えられている」状態を表す基本表現。
👉 She always looks neat and tidy.
(彼女はいつもきちんとしている。)
👉 Keep your room tidy.
(部屋はきちんとしておきなさい。)
2️⃣ dress properly / dress neatly – 服装をきちんと整える
場に合った服装をする、だらしない格好をしない。
👉 Please dress properly for the interview.
(面接にはきちんとした服装で来てください。)
👉 He’s always dressed neatly.
(彼はいつも服装がきちんとしている。)
3️⃣ behave properly / act respectfully – 態度やマナーがきちんとしている
礼儀やマナー、公共の場での振る舞いに関する「きちんと」。
👉 Children should behave properly in public.
(公共の場では子どももきちんと振る舞うべきだ。)
👉 She always acts respectfully toward others.
(彼女は他人に対していつもきちんと礼儀正しい。)
4️⃣ do things properly / correctly – 正しく・丁寧にやる
作業・勉強・手順などを「きちんとやる」ことを表す表現。
👉 Make sure you do your homework properly.
(宿題はきちんとやりなさい。)
👉 He didn’t follow the instructions correctly.
(彼は手順をきちんと守らなかった。)
5️⃣ be well-organized / orderly – 整然としている、整っている
スケジュール・部屋・資料などが「きちんと整理されている」イメージ。
👉 Her desk is always well-organized.
(彼女の机はいつもきちんと整理されている。)
👉 The event was very orderly.
(イベントはとてもきちんと整っていた。)
6️⃣ be disciplined – 自分を律して「きちんとした生活」をする
自己管理や習慣的な行動が整っているという意味での「きちんと」。
👉 He’s very disciplined about his diet.
(彼は食事管理をきちんとしている。)
👉 Athletes must be highly disciplined.
(アスリートはとてもきちんとした生活をしている必要がある。)
✅ まとめ:「きちんとする」は英語でこう使い分けよう!
日本語の「きちんとする」 | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
身なりや空間が整っている | be neat / tidy | She always looks neat and tidy. |
服装を整える | dress properly / neatly | Dress properly for the event. |
態度・マナーを守る | behave properly / act respectfully | Children should behave properly. |
丁寧に・正確にやる | do it properly / correctly | Do your work properly. |
整然と整理されている | be well-organized / orderly | The schedule was well-organized. |
自律的に生活を整える | be disciplined | He is very disciplined about his routine. |
✨ 最後にひとこと:
「きちんとする」は単に「しっかりしている」だけでなく、
清潔感・礼儀・規律・丁寧さ・整理整頓など、様々な場面で使われます。
英語ではその「何がきちんとしているのか」に応じて、的確に表現を使い分けましょう!