日本語の「ちぎる」は、紙やパンを指や力で引き裂く・引きちぎる・ちょっとだけちぎるなど、使い方がとても幅広い表現です。
英語でも、ちぎれ方やちぎる対象に応じて、使い分けが必要です!
📄 1. tear – 一般的に破る/ちぎる
紙や布などを「ビリッ」と破る・ちぎるときの基本表現。受け身(be torn)も頻出。
👉 She tore the paper into pieces.
(彼女は紙をちぎって細かくした)
👉 My sleeve tore when I caught it on the door.
(ドアに引っかかって袖がちぎれた)
🥯 2. rip – 勢いよく引きちぎる
tearよりも力強く、荒々しく引き裂くニュアンス。袋やパン、服などにも。
👉 He ripped a piece of bread and gave it to me.
(彼はパンをちぎって私にくれた)
👉 She ripped the wrapping paper open.
(彼女は包装紙をビリッと破いた)
🧤 3. pull off – 引っ張ってちぎる/もぎ取る
「強引に引っ張って取る・ちぎる・もぎ取る」動作に。パーツや一部をちぎるイメージ。
👉 The child pulled off a piece of tape.
(子どもがテープをちぎり取った)
👉 He pulled off a leaf.
(彼は葉っぱをちぎった)
🍞 4. break off – 手で折ってちぎる
「折ってちぎる・一部をちぎり取る」という穏やかなちぎり方の表現。
👉 She broke off a piece of chocolate.
(彼女はチョコレートを一片ちぎった)
👉 He broke off a chunk of bread.
(彼はパンをひと塊ちぎった)
📎 5. snap off – パキッと折ってちぎる
細い棒・枝などをパキッと音がするようにちぎる感じ。やや硬いものに対して。
👉 He snapped off a twig from the tree.
(彼は木の枝をポキッとちぎった)
👉 The antenna snapped off.
(アンテナがポキッとちぎれた)
🧵 6. come off – ちぎれて取れる(自然に)
意図せずに「ちぎれて取れてしまった」場合に使う自然な表現。
👉 The button came off.
(ボタンがちぎれて取れた)
👉 The label came off in the wash.
(ラベルが洗濯でちぎれて取れた)
🧼 7. peel off – はがしてちぎる/皮をむくように取る
「はがしながらちぎる」動作。シール・皮などをぺりっとちぎるときに。
👉 He peeled off the sticker.
(彼はステッカーをはがしてちぎった)
👉 She peeled off the label from the bottle.
(彼女はボトルのラベルをはがした)
✅ まとめ:「ちぎる・ちぎれる」の英語もニュアンスで使い分け!
ニュアンス | 英語表現 | 例文例 |
---|---|---|
一般的に破る・ちぎる | tear | She tore the paper into pieces. |
荒々しく引きちぎる | rip | He ripped a piece of bread. |
引っ張ってもぎ取る/ちぎる | pull off | He pulled off a leaf. |
折ってちぎる(優しく) | break off | She broke off a piece of chocolate. |
パキッと音がしてちぎれる/折れる | snap off | He snapped off a twig. |
自然にちぎれて取れる | come off | The button came off. |
はがしながらちぎる | peel off | He peeled off the sticker. |
✨最後にひとこと
「ちぎる・ちぎれる」は、ちぎり方や素材、意図の有無によって動詞が変わるおもしろい表現です。
特に「tear」「rip」「break off」などは日常会話でもよく登場するので、感覚で使えるようになると表現の幅が広がります!
身の回りで「ちぎれたもの」「ちぎったもの」を思い出して、英語に置き換えてみましょう✋📄🥐