ネイティブっぽく英語を話そう!「非難する」のいろいろな表現!

日本語の「非難する」は、相手の言動や態度に対して批判をする場面でよく使われる言葉ですね。英語でも、直接的に批判する表現から、やや控えめな言い回しまで、状況に応じた様々な表現があります。

今回は、「非難する」を意味する英語表現を、フォーマルさ・強さ・使える場面に応じて整理してご紹介します。


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✅ criticize(批判する・非難する)

もっとも一般的な「非難する」の表現。意見や行動に対して良くないと指摘するニュートラルな語で、ポジティブな批判(建設的批判)にも使えます。

  • The press criticized the government’s handling of the crisis.
    (マスコミは政府の危機対応を非難した。)

✅ blame(責任をなすりつける/非難する)

過ちの責任を誰かに負わせる意味を含む非難。感情的・口語的で、責任追及のニュアンスが強めです。

  • He blamed his team for the failure.
    (彼はその失敗をチームのせいにして非難した。)

✅ condemn(強く非難する)

道徳的・社会的に間違っている行動を、はっきりと強く非難する語。フォーマルで、政治や宗教、事件などでよく使われます。

  • The organization condemned the use of violence.
    (その団体は暴力の使用を強く非難した。)

✅ accuse(〜を非難する、告発する)

法的・道徳的な過ちについて非難する語。後ろに「of〜(〜のことで)」を続けるのが一般的です。

  • She was accused of lying to the committee.
    (彼女は委員会に嘘をついたとして非難された。)

✅ reproach(がっかりしつつ非難する)

相手に失望しているニュアンスを含むやや文学的・感情的な表現。「なんでそんなことしたの?」と責めるようなトーン。

  • He reproached her for being late again.
    (彼は彼女がまた遅れたことを非難した。)

💡まとめ

動詞ニュアンス/使い方フォーマル度
criticize一般的な批判・建設的な意見としても使える★★〜★★★
blame責任をなすりつけるような非難、感情的★〜★★
condemn強く道徳的に非難、事件・政治・暴力などに★★★
accuse道徳・法的な過ちを指摘し非難、of〜構文で用いる★★〜★★★
reproach失望・残念な気持ちを込めて非難、やや文学的★★

📘ひとことポイント:

「非難する」は、感情の強さ状況のフォーマルさによって英語表現を使い分けるのがコツ!
たとえば日常会話での軽い非難なら blame、公式声明なら condemn、建設的批判なら criticize がぴったりです。

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