日本語の「ほめる」には、行動・成果・外見・人柄など、さまざまな対象がありますよね。英語にも状況やニュアンスによって複数の表現があります。今回はビジネスでも日常でもよく使う「ほめる」の英語表現を、代表的な動詞に絞って紹介します。
OUTLINE
✅ praise(行為や成果を公式に・丁寧にほめる)
「業績・努力・行為」に対して賞賛を述べる、最もフォーマルな表現です。ビジネスシーンや公式の場面でよく使われます。
- The manager praised her for completing the project ahead of schedule.
(マネージャーは、彼女が予定より早くプロジェクトを終えたことをほめた。)
✅ compliment(人や物についてポジティブな言葉をかける)
見た目、態度、発言など「良いと思ったこと」に対して気軽にほめる言い方です。日常会話で多用されます。
- He complimented her on her presentation skills.
(彼は彼女のプレゼン技術をほめた。) - You look great today! That’s a genuine compliment.
(今日すごく素敵だね!本気でほめてるよ。)
✅ admire(心から感心・尊敬してほめる)
「すごい」「見習いたい」というような感心や敬意を表すときに使われます。
- I really admire the way he handles difficult situations.
(困難な状況への彼の対応の仕方には本当に感心する。)
✅ applaud(称賛する・拍手を送る)
直訳では「拍手する」ですが、比喩的にも「称賛する」「大いにほめる」として使われます。
- The company applauded the team’s outstanding performance.
(会社はチームの素晴らしい働きを称賛した。)
✅ flatter(お世辞を言う)
「ほめる」に見えても、少し違う意味を持つ言葉です。本心ではなく「機嫌を取るため」に言うような場合に使われます。
- He flattered his boss to get a promotion.
(昇進のために上司にお世辞を言った。)
※ネガティブな意味があるため、使う場面に注意!
💡まとめ
動詞 | 主な意味/使い方 | フォーマル度 |
---|---|---|
praise | 業績・努力・行動に対して公式にほめる | ★★★ |
compliment | 外見やちょっとしたことを気軽にほめる | ★★ |
admire | 感心・尊敬の気持ちを伝える | ★★〜★★★ |
applaud | 拍手を送る/称賛する | ★★★ |
flatter | お世辞・おべっかを使う(注意!) | ★(ややマイナス) |
📘ひとことポイント:
ビジネスの場では「compliment」はカジュアルで使いやすく、「praise」は上司や顧客からの高評価として効果的です。相手や状況によって、適切な「ほめ言葉」を選びましょう!