日本語の「認める」にはさまざまな意味があり、英語では状況に応じて異なる動詞を使い分ける必要があります。今回はビジネスでも日常会話でも役立つ「認める」の表現をまとめてご紹介します。
✅ admit:「事実・過ち・罪などを認める」
自分の非や事実をしぶしぶ認めるときに使います。
- I admitted that I made a mistake.
(私はミスを認めました。) - He refused to admit that he was wrong.
(彼は自分が間違っていたことを認めようとしなかった。)
✅ acknowledge:「事実や存在を公式・丁寧に認める」
やや硬い表現で、事実・貢献・存在などを認める・評価する際に使います。
- She acknowledged his contribution to the project.
(彼女は彼のプロジェクトへの貢献を認めた。) - The company acknowledged the issue and promised to take action.
(その会社は問題を認めて、対応を約束した。)
✅ accept:「提案・責任・真実などを受け入れる」
「受け入れる」ニュアンスの「認める」です。否定できない事実や変えられない状況を受け入れるときに使います。
- I accept that I can’t change the past.
(過去を変えられないことを認める(受け入れる)。) - He accepted full responsibility for the failure.
(彼は失敗の責任を全面的に認めた。)
✅ approve:「承認する・賛成する」
「認める=許可する、承認する」という意味の場合はこちら。
- The board approved the budget for next year.
(取締役会は来年度の予算を認めた(承認した)。) - My visa application was approved.
(私のビザ申請が認められた(承認された)。)
✅ recognize:「業績・権利・正当性などを認める」
相手の努力・実績などを正当に評価して認めるときに使います。
- She was recognized as one of the best designers.
(彼女は最高のデザイナーの一人として認められた。) - The company recognized the union as a legitimate representative.
(会社は労働組合を正当な代表と認めた。)
OUTLINE
🎯 まとめ:使い分け早見表
英語表現 | 主な意味・ニュアンス | 例文の一部 |
---|---|---|
admit | 過ち・罪をしぶしぶ認める | I admitted my mistake. |
acknowledge | 事実・存在・貢献を丁寧・公式に認める | acknowledge his effort |
accept | 状況や事実を受け入れる | accept the truth |
approve | 提案・申請・行動などを承認する | approve the request |
recognize | 業績・正当性を評価して認める | recognized as a leader |
💡ポイント
- 「認める」と一言で言っても、ニュアンスによって英語表現は大きく変わります。
- 特にビジネスでは、「acknowledge」「approve」「recognize」の使い分けが重要です。