日本語の「かける」は非常に多義的で、文脈によってさまざまな英語に訳されます。今回は、その代表的な6つの使い方を、目的別にわかりやすくご紹介します。
① 服・アクセサリーを「身にかける」
▶ wear
- 意味:衣類やアクセサリーなどを身につける
- 例文:She wore a scarf around her neck.
(彼女は首にスカーフをかけていた。)
② 物を「壁やフックにかける」
▶ hang
- 意味:吊るす・掛ける(重力でぶら下がるイメージ)
- 例文:I hung my coat on the hook.
(私はフックにコートをかけた。)
③ 電話を「かける」
▶ call / make a call
- 意味:電話をかける
- 例文:I’ll call you later tonight.
(今晩また電話をかけるね。)
OUTLINE
④ お金・時間を「かける」
▶ spend / invest
- 意味:時間やお金を費やす
- 例文:He spent three hours on the project.
(彼はそのプロジェクトに3時間かけた。)
⑤ 液体・ソースなどを「料理にかける」
▶ pour / drizzle / sprinkle
- 意味:液体を上から注ぐ、振りかける
- 例文:She poured some dressing on the salad.
(彼女はサラダにドレッシングをかけた。)
⑥ 声を「かける」/プレッシャー・影響を「かける」
▶ say / give / put
- 意味:言葉をかける、影響を与える、プレッシャーを与える
- 例文:
- He said hello to everyone.(彼はみんなに声をかけた。)
- Don’t put too much pressure on yourself.(自分にプレッシャーをかけすぎないで。)
🔍 まとめ:日本語の「かける」は文脈で英語が変わる!
英語では、「かける」と言っても一語で済ませることはできません。
その行為が 何に対して/どんな目的で 行われるかを見極め、適切な動詞を使い分けることが大切です。