日本では知られていないアメリカでは普通の表現:cut to the chase

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「Cut to the chase」の意味・使い方

「cut to the chase」は、前置きや無駄な説明を省いて本題に入る、という意味です。特にビジネスシーンや効率を重視する場面で使われることが多い表現です。

なぜ「cut to the chase」という意味になるのか?その理由や語源

「cut to the chase」は、もともと映画業界から来た表現です。
古い映画では、クライマックスに向かう前に冗長なシーンが続くことがありましたが、「chase(追跡シーン)」が映画の見せ場でした。そのため、観客が待ち望む追跡シーンに早く移るという意味で、「cut to the chase」と言われるようになりました。

英語のまま理解する「cut to the chase」の意味

この表現の理解をさらに深めるには英語での理解も大切です。

To skip the unnecessary details and get straight to the point or main issue.

例文で見る「cut to the chase」の使い方

モノローグ:
We don’t have much time, so let’s cut to the chase. What’s the main issue here?
時間があまりないので、要点に入りましょう。ここでの主要な問題は何ですか?

会話:
A: I think we should start by discussing the history of the project.
B: We’re short on time. Can we cut to the chase and talk about the current challenges?
A: プロジェクトの歴史から話し始めるべきだと思うんだけど。
B: 時間がないから、要点に入って今の課題について話さないか?

「Cut to the chase」に似た表現

get to the point:
「要点に入る」という意味で、「cut to the chase」とほぼ同じ意味合いです。

skip the preliminaries:
「前置きを省く」という意味で、よりフォーマルな表現です。

この表現に関連する他のフレーズ

「cut to the chase」に関連するフレーズとして、「get down to business」や「stop beating around the bush
も挙げられます。これらは、余計な話を省き、核心に迫ることを強調する際に使われます。

「cut to the chase」は、アメリカ人が特にビジネスシーンや忙しい場面でよく使う表現です。このフレーズを使いこなすことで、会話をスムーズに進めることができ、時間を有効に活用できるようになります。ぜひ、このフレーズを覚えて、効率的なコミュニケーションを目指しましょう。

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