英語ができない自分にとっての「急がば回れ」の方法(40代 士業

その方は、体験セミナーをご受講の直後にはもう本レッスンをお申込みくださいました。
実は最初からレッスンを申し込むつもりで「最終確認」のためにセミナーを受講されたそうです。

英語・英会話はできるようになりたい!
でも、「ひたすらリピート練習をしたり、できないのにただ話してできるようにする」
というようなやり方は自分には絶対無理!

何より、仕事が忙しくて英語だけにそんなに量・時間を費やすことはできない!

ということで「ただ話すのではなく話せるようになる方法を理解する」というこちらの教え方に
「ここなら自分でもできるかも!」と感じてくださったそうです。

ところで、「英会話力を身につけたい理由」というと、
「ビジネス・留学・試験などで必要」というのが一般的です。

しかし、その方の理由はそうではありませんでした。
お仕事で英語を使うわけでもなく、特に英語力・英会話力を身につけなくても生活には何ら影響はないそうです。
ではなぜ、英語力・英会話力の習得を強く希望されたのか?それは

英語ができないという自分をなんとかしたい!

ということでした。

その方は士業のお仕事をされており、経歴・学歴も素晴らしいものでした。
しかしご本人の中では学生の頃からずっと「英語ができない」というのが非常に強いコンプレックスとして
あったそうです。

社会人になってからも「いつかは英語ができるようになりたい」と思いつつ
忙しい毎日に「もう自分には英語は無理なのかもしれない」と諦めかけていたそうです。
そのような時、こちらの「方法の理解により英会話力を身につける」というのを知り、

これを逃したら、もう一生を通じて「英語に再トライする機会」はないかもしれない!
やっぱり「英語ができない」という何十年も続くコンプレックスに対し決着をつけたい!
英語ができるようになり「もっと爽やかに自分で自分のことが認められるようになりたい!

という気持ちが一気に湧き上がったそうです。

さて、当校ではレッスンの最初は通常「発音の法則」から積み上げていきます。
しかし、その方の場合はご本人の希望により「文法」をゼロからやり直していきました。

文法力は決して悪くありませんでした。むしろ試験だったらほとんど正解が得られるような実力でした。
ではなぜ「文法のやり直し」を希望されたのかというと、それは

試験で正解だったとしても、それは本質から理解したとは言い切れない

という考えがいつもあったからだそうです。確かに

試験でいくら正解が多かったとしても「文法の一つ一つの本質」を理解していなかったとしたら、
実際の会話では瞬時・無意識に出てきません。

これはちょうど、当校がいつも皆様に強調していることでもありました。
このように、考えるポイントが同じだったので即レッスンご受講を決定してくださったのかもしれません。

それはさておき、レッスンでは「ほとんど正解レベルで知っている文法」をゼロからやり直し
「何でそういう文法になるのか」を一つ一つ明らかにしていきました。

これはまさに私にとっても非常に嬉しいことでもありました。
なぜなら、

ほとんどの人は、英語・英会話が1日でも早くできるようになりたい
すると、自分が知っている・できると思うことは飛ばして
もっと驚くような「新たな秘策」を知り効率的に先に進もうとする

しかし実際には、「自分が知っている・できると思うことをさらに深く理解していった方が
もっと効率的・効果的に進み、さらには「新たな秘策」も自由自在に扱えるようになる

ということがほとんどだからです。

おそらくその方は、

・そこに自分の英語の問題点がある
・それがしっかり理解できれば自分の英語力は一気に変わる

という確信があったのだと思います。

毎回毎回、「知っているはずの文法のさらに深い部分」に驚き、喜び、楽しんでくださいました。

おかげで、文法のレッスンを終わる頃にはすっかり「瞬時・無意識で考えられる英語力」が備わり、
その後の「発音の法則>スピーキングの法則」なども非常にスムーズに進み、
どんどん英語で自然に話せるようになりました。

その方は折に触れよくこのようにお話してくださいました。

まさか「英語嫌い・英語が苦手・英語コンプレックスの塊だった自分」の口から、
こんなにもスラスラと英語が出てくる日が来るなんて思ってもみなかった!

でも、それよりも何よりも一番嬉しいのは「英語力・英会話力」の向上により、
やっと人生数十年にして「自分で自分のことを爽やかに認める」ことができるようになった!

このように「英語」は単に「英語ができる」ということに留まりません。
「英語」ができることにより「自分の中にある何かを自分の力で解決し前に進むことができる」
これが何より私としても嬉しく感じることの一つです。

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